電通の過労死事件。高橋まつりさんの母が手記で伝えたいこととは
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電通による痛ましい事件が起きてから一年が経ちました。
ふと朝起きて新聞を読んでいる時、電通の過労死事件の記事を見てちょうど一年かと思いました。
非常にショッキングな事件で、自分の中では今年一番と言ってもいいぐらい。
ここで認識して欲しいのは、ボクは電通の痛ましい事件と電通の過労死事件と書きました。
分かりますか?
これは事件だと思ってます。事故や自殺じゃないと思います!!
この日を忘れてはいけないと思い、今この記事を書いています。
こんな痛ましい事件がこの先起きないでほしい、そんな想いも込めて少し働き方について書きます。
電通でなんでまだ消耗してるの?
高橋まつりさんは東大を出て、とても優秀な人だったと思います。
お母さんは女で1つで育ててくれて、電通に入社したのも一流企業に入ってお母さんを楽させてあげたいと思ったそうです。
なのに、過剰な労働時間と残業の日々
高橋さんのツイッターにはSOSの信号にもとれるツイートがあります。
誰か救うことが出来なかったのか?
お母さんは自分が気づいてあげれなくて、そんな自分を責めているそうです。
生きている意味も感じることが出来ないぐらい働いて、何になるのだろうか?
彼女はどうして電通を辞めることが出来なかったのだろうか?
電通を辞めても他にいくらでも仕事はあったと思う。しかし、高橋さんはそんな事すら考える余裕が無かったのではないか。
そこまで追い込まれていたのかもしれない。
生きてさえいれば
新聞に載っていた高橋さんのお母さんの手記にはこう書いてある。
あの日から私の時は止まり、未来も希望も失われてしまいました。息をするのも苦しい毎日です。朝目覚めたら全てが夢であってほしいと、いまも思い続けています。
引用:2016/12/25神奈川新聞
高橋さんのお母さんもまた苦しんでいるのです。
私の本当の望みは娘が生きていてくれることです。
引用:2016/12/25神奈川新聞
親の気持ちとしては生きてさえいてくれればいい。親であるなら誰もがそう思うであろう。
さらに、
まつりの死によって、世の中が大きく動いています。まつりの死が、日本の働き方を変えることに影響を与えているとしたら、まつりの24年間の生涯が日本を揺るがしたとしたら、それはまつり自身の力かもしれないと思います。でも、まつりは、生きて社会に貢献できることを目指していたのです。そう思うと悲しくて悔しくてなりません。
引用:2016/12/25神奈川新聞
皮肉にも一人の若い人が犠牲になっても、なおこの国の働き方は変わらないでいるのが現状である。
なんのために生きて、働いているのか
こう聞かれたらなんて答えますか。
なんのために産まれてきたのか?
なんのために働いているのか?
もう一度考えてみてください。
ボクは、人は幸せになるために産まれてきて生きていると思います。
幸せになるために働いているんだと思います。
幸せになりたくない人なんていないですよね?
じゃあなんで高橋まつりさんは死ななければいけなかったのか?
誰かを幸せにしたり、自分が幸せになりたかったはずなのに。
1つの仕事や働き方に固執していると、1つが上手くいかなくなったり、働くのが困難になった時に身動きが取れなくなるのです。
だから、ボクが前から言っている複数の収入源を作っておくことが重要になる。
1つ1つの額は少なくてもいいから、とにかく自分の得意なことや興味があることで収入源を増やしてほしい!!
それでも今の仕事で精一杯という人は、色々な他の世界を見てみてください。見る環境だけでも変わればかなり違うと思います。
国や企業に頼っているからこんな痛ましい事件が起きてしまうのだ。
高橋まつりさんも、もしかしたら複数収入源があれば・・・、と僕は思っていた。
みなさんはどうだろうか?
日本は変わらないといけない、まずはみなさんが変わらないといけない
電通のこんなひどい事件があった後でも、何も変わらない体制が続いているのが現状だろう。
他の企業もおそらくそうだろう。
そう、この国はなにか起きてからでないと何もしないのだ。
その代償はあまりにも大きすぎる。
命を絶つ前に誰かに相談してほしい。
出来なければ逃げる勇気を持ってほしい。
こんな言い方ひどいかもしれないが、死んでしまったらなにも意味がないのだから。
それはまつりさんのお母さんの手記からも伝わってくる。
もう誰かに依存するのはやめませんか?
国に依存、会社に依存、夫に依存、妻に依存、子供に依存。
自分で自立する必要があります。
自分で考えて、動いてください。
今仕事をしているならそれをやりながら、何かほかのことを1つでも始めてください!!
ブログも一つの手段だと思います。ボクもまだまだ始めたばかりですけど、ブログも一つの収入源としていけるように頑張っています。
ただ、電通みたいに何のために生きているのかわからなくなるまでその仕事や場所にいる必要はありません!!
やめるのもまた勇気です。
昨日はそんなことを考えながら、少なくともクリスマスの日はみんなが幸せな気持ちで過ごせるようにしたい。
そう願った2016年のクリスマスでした。
こちらの記事はもご覧ください。